2009年04月17日

エンジンオイル交換サボリはバレます(汗
OIL_28_.jpgエンジンオイルって何キロ走ったら交換ですか?
良く質問されますが、正直決まりは有りませんし判りません

街中を2〜3000回転で普通に走る乗用車で3000〜5000キロごとに交換
と言われていますが、この常識はドリフト走行する「ドリ車」には
まったく当てはまりません。
だって~8000回転使用の常識想定外の走行をするんだもん!

3UPで使用しているE/Gオイルはワコーズ 4CR(10W-60)&トリプルR タイプD(20W-70)です。
エンジン・使用用途により「適正オイル」は違うと思いますが
ドリフト走行する(~8000回転を使用)日産エンジンには、これ位の粘度のオイルが良いと思います

3UPでは、エンジンオイルの交換サイクルを・・・
■サーキットにてドリフト走行後、PITに戻ってのアイドリングで油圧が2kを切る
■1回でも125度を越してしまったという認識があれば交換
■街乗りオンリー(サーキット走行無し)でも2〜3ヶ月に1回は交換したい
→レーシングオイル程、汚れやすく(洗浄成分)劣化もはやい傾向にあります
■実際にエンジンオイルの量と色をオイルゲージでチェック(黒かったら交換)

オイル管理には「油温計」&「油圧計」が必須です
体温計が無くて「熱があるような気がする」じゃ、体調管理できませんからね!(^^)!

実際には、岡崎180sx・三上ECR33では サーキット走行3〜5回走って交換しています

本当は毎回サーキット走行ごとに交換したいけど、お金が掛かりすぎるでしょ
だから、オイルの劣化を極力抑える「走行努力」をしているのです。

■サーキット走行前にしっかり暖機をしてから走行
(油温が低いままの全開走行は水分が多くオイルに入り込み劣化します)
■油温を120度以上に上げない(110度越したらクールダウン走行!理想は90~110度キープ)
■車輌によりますが連続走行しない(走行途中でもしっかりクールダウン)

オイルなんて、何でも同じ!入っていれば大丈夫!?
安いオイルでもマメに交換してれば大丈夫!?
これは、ドリフト走行を念頭に考えたら間違えです。通常の街乗りだけなら有りの話なんですねぇ


eg_15_.jpgeg_17_.jpgこちらのSR20エンジン
ヘッドカバーを開けた途端にオイルのスラッジ
エンジンオイル交換をサボっていたことが
一目瞭然で分かります
このヘドロのような塊は、エンジン内部にも
ベッタリとまとわり付いているはずです

eg_16_.jpgeg_18_.jpgこちらは、きちんとオイル管理をされていた
ヘッドカバーとヘッド(腰上)内部
上の写真と見比べると、まず色が違いますね
そして、ヘドロもありませんね
(でもガスケット抜けして開けたヘッド)
人間で言えばさらさら血液って感じです
皆さんのエンジンは健康ですか?

エンジンオイルを入れるキャップから懐中電灯で照らしてカムシャフトや、周りを見るだけでも、
おおよそのオイル管理状態が判ります。
エンジンオイルの管理の悪いエンジンはは、そのヘドロがオイルを循環させる管に
詰まってしまったり、循環が悪くなったりで、良い事はありません。

上の写真のエンジンは、お客様が中古車で購入した車輌のエンジンで、
あまりの酷さに結局エンジン全てバラして丸洗い
こんなヘドロ状態で、ドリフト(高回転走行)なんて、怖くて出来ませんよね

そうそう、お友達同士や、ネットで中古車を購入する時にも注意してくださいね
走行距離が少ない・女性ドライバー・高年齢者ドライバー・ワンオーナー
などに騙されないで、きちんと自分の目で確認する事をオススメします
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